イタリア語万華鏡19 『 ソーノ・レ・セッテ 』

055.gif  『イタリア語万華鏡』 古浦敏生より 

19 『 ソーノ・レ・セッテ 』

ソーノ・レ・セッテ Sono le sette.とは「時刻は今7時です」という意味である。
1961年2月、マリーザ・バッサーノMarisa Bassano女史による広島における
初のイタリア語講習会が市内の浅野図書館で開催された。
この頃、筆者は広島大学の学生であったが、外国語をネイティヴ・スピーカーから
直接習うことが珍しかったこともあり、熱心に聴講した。
私と同い年のマリーザさんが長時間授業をされるのだから、恐らく相当お疲れに
なるものと想像し、過剰な親切心から、終了予定時刻の7時になると、“Sono le
sette.”と知らせてあげていた。
ところが、この親切が高じて「Sono le sette.さん」というあだ名を付けられて
しまった。ここのところは、元広島大学学長の原田康夫先生著『行け、わが思いよ、
大風呂敷にのって』(文芸春秋企画出版部、2009年8月)の「イタリア語マリーザ
教室」(pp.70~71)に以下のように記してある。
“第一回のイタリア語講座は火曜と金曜の週二日で、午後五時半から七時まで
開催された。
生徒たちも仲がよく、お互いにあだ名まで付け合った。熱心なマリーザ先生が時間
をオーバーするとSono le sette.といつも発言する広大文学部学生の古浦敏生
さん(後の広大文学部教授)は「ソーノ・レ・セッテ」さん。いつも「どうして」と語尾変化
を聞いてくる産婦人科医院院長の渡辺英二先生は、理詰めなのでプラーティコ
pratico「実用的な」先生。いつも陽気な私はフェリーチェfelice「幸せな」先生と
名づけられていた。”


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カテゴリ:イタリア語万華鏡 古浦敏生

古浦敏生(こうら・としお)
広島日伊協会理事 故マリーザ・バッサーノさんよりイタリア語を学ぶ。
広島大学名誉教授。言語学専攻。
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by hiroshimaitaly | 2011-12-12 09:23 | イタリア語万華鏡 古浦敏生

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